月齢13.3

CANON EOS 7D BORG 71FL+マルチフラットナー☓1.08
ISO100 1/500
GF50赤道儀にて1軸ガイド
2014年10月7日撮影。撮影地は自宅
PhotoShopCS5にて現像

 明日、皆既月食で夕方の早い時間から始まる。半影月食の最初から撮れないので諦めていたら早く帰宅して撮る見込みが出てきた。
 と言うことで少しやる気が出てきたので今日のうちに機材のチェックを兼ねて月撮りをした。本当に久しぶりの月撮り。
 明日は赤道儀に載せてオートガイドしながらならば撮るのに苦労はあまりなかろうと思っている。ピント合わせと撮影はBackyardEOSを使って、PC電源は自宅から引いて。露出決めはどうしようかな〜。とか考えているうちが一番楽しいかも。
 BackyardEOSは天体撮影目的だと至れり尽くせりだな〜。まぁ自分は機能の一部しか使ってないんだろうけどね。

QHY11ファーストライト


 発注して届いたのが最近。それは理由があってバーダーのフィルタの入荷が遅れただの光軸やらスケアリングの調整がこの夏から初秋による空が晴れないために遅れに遅れて、それで3W程度前に何とか届き、その後鏡筒バンドとかの再手配を行ったりナニやかにやで2W前ぐらいからいつでもファーストライトが出来る状態になった。
 機材はQHY11と言うモノクロの冷却CCDカメラとCONTAX645用の45mmディスタゴンF2.8にKIPONのアダプタ。
 上の写真は昨夜のファーストライト時の写真。架台はGF50で同架はしているけど今回は稼働していないオートガイダのLodestarの望遠鏡であるミニボーグがちょっと見えている。

 CCD温度は-15℃設定。露出時間がどれぐらいか良くはわかってないので600sとかでやってみたんだけど、久しぶりの自宅の庭での撮影で東の空は福岡市の街明かりでこんなにもカブリが酷かったんだなと。Lフィルタ使って撮ったら画角の下半分が完全に真っ白けになってしまった。

 気を取り直してフィルタをHαに変えてナローバンドでぎょしゃ座を撮った。

 これが上のシステムの画角。
 吐出されたFitファイルをSI7に喰わせて福岡市の灯りに依るカブリの補正をかけた後Tiffで吐いてCS5に持ってきてあとはいつもの処理の後半部分でやり方で処理した。ダークとフラットは撮ってない。
 右上と左下が暗いのはこのシステムの周辺減光なのかそれとも元から暗いだけなのか。
 あと、CCDのサイズは概ねAPSサイズなのでイメージサークルが大きいCONTAX645カメラのレンズを使ってその真中だけを取り出したら星像はきれいなんじゃないかと思ったけどどうなんだろか。こんど手持ちのSIGMAの50mmで撮って比較してみようかなと。

 写真本体は真ん中辺りに勾玉星雲とかその手の赤い星雲が(白黒で)写っている。SC64+改造X4で撮った時よりもディテールがしっかりしている。こりゃ行けるなと思う。

 撮影時に問題になったのは今回自宅での撮影にもかかわらず100Vが準備できず全システムがバッテリー駆動になってしまった。保つだろうと高をくくっていたところ撮り始めてから5時間でバッテリー切れでPCが止まってしまった。冷却CCD駆動用とPC用で大量の電力を使うみたい。自宅では100V駆動。遠征時は自動車を電源にしなきゃならんのかな。
 撮影自体はPCを使ってすべての設定を行うので今までのX4より操作は格段にやりやすくなった。
 あと、コレまでのAPS-CからAPSになって画角が広がった。これまで24mmで取っていたものを35mmでとかそんな感じになるのかな。

 何にしてもLRGBをひと通り撮ってカラーをひとつ仕上げてみたいな。
 数年越しの夢がかなったのでこれから頑張ってゆこうと思うよ。

秋にかけての湿原

 2Wぶりの更新。
 写真は先週撮った分。

 サワギキョウとクマバチ。最後の書き入れ時。


 今日行ったら終わっていたけど、ヤマホトトギス


 もちょっと寄ってみた。
 木漏れ日が斑にあたってここだけ薄暗い中に浮かび上がる。


 ナンバンギセル
 今日見たらもう終えてたよ。

夏の終わりの湿原の風景

 もう言い飽きるぐらい言ったし書いたけど、今年の夏は天候が悪くて休みの殆どは出歩けなかった。
 だから本当に久しぶりの湿原。昨日は用事があって出られなかったが、今日は朝から日が差していたのでカメラを抱えていつもの湿原に行った。
 季節は秋になりかけているのかと思いきやまだ夏も残っていて、サギソウがダラダラと咲いているとかユウスゲがまだあるとかハッチョウトンボが一個体だけだけど未だいるとか驚いた。一方でミゾソバが出ていてあぁ秋だなといった感じ。アカネ類も結構飛んでいたし。


 ユウスゲ。朝撮ったからこんな有り様だけど16時頃に咲いている奴は瑞々しい。見たければその時間に行けばいいんだけどなかなかに難しい。


 キトンボ。少々遠かったんだけど上手くピントが来てたんでトリミングしてみた。


 ナツアカネかなと。
 アカネ系は識別が苦手、アカネ系だけじゃなくてサナエトンボ系もよくわからんけど、図鑑と首っ引きでまぁそうではないかと。


 アキアカネかなと。
 ナツの次はアキとか安直すぎるやろ、と思うけど調べた結果だから仕方がない。トンボは好きだけど私の内情はこの程度。


 ツルリンドウ。赤いを付ける。実と一緒に花が撮れる場合もあって結構素敵な写真になるんだけど。下の方を見て歩いたら結構に生えている。


 サギソウ。
 ちょっと目にはそうでもなかったんだけどこの花は終えかけとるんかな。これしか撮ってないんで公開。


 ミゾソバ
 花びらの先っぽの紅が濃いのと薄いのがあってもうちょっと薄いのが好みなんだけど、濃い系が咲くところが一番に開花していたみたい。もうちょっと被写界深度が浅い光学系で撮りたいと思う。


 カワセミ。180mm&APS-Cの画角で撮ったらこんなかんじの距離。小魚を捕まえて喰った後。


 同じ写真を思いっクソトリミング。結構撮れてるなと。もうちょっとシャープにとか贅沢はイカンかな。400mm持って行ってもいいんだけどカワセミ君いつも現れるとは限らんし、400mmは結構に重いのでコレでいいかと。


 今日の湿原、最初、人は少なかったんだけどそのうち沢山来た。季節の変わり目で北部九州のテレビ局が情報番組の中でミニ特集を組んで紹介するせいだろうか、突発的に人が多くなる。それに一夏天候不順で夏の終わりにようやく晴れたのもあるかもしれん。自分も天気が悪かったら行かんしね。
 人が多くなってマナーの悪い人は結構いたな。駐車場に止めずに途中の狭い道の路肩に突っ込んだり、おいそこは私有地だわ。
 入っちゃイカンというところにずかずか入り込んで写真撮ってる爺さんとか。カメ爺とか言うらしいが、ああいうのが居るので迷惑する。
 山の中で塀とかはなくても基本的に持ち主がいる。入り込んだら怒られる。木なり草なり生えているものを持ってゆけば窃盗だわな。
 あのあたり、私有地と公有地が入り組んでてそれにおっ被せるように保護区もある。生きてるものを持って行って捕まりゃそれなりに罰金も喰らう。日本国内に無主の土地などはない。

ベニイトトンボ

 暑くなるとキイトトンボが多量に飛ぶ。で、それにつられてベニイトトンボも飛ぶんだけどキイトトンボほどの勢力じゃない。健気に交尾などをしている。

 いつもの湿地で。
 この後、大工仕事の手伝いをしたので汗まみれで終わんぬ。

ハラビロトンボ


随分久しぶりの更新です。
久方ぶりに某湿原で。
ハラビロトンボで羽化してからあまり時間は経ってないのか粉をふいていません。色が暗くてディテールがはっきりしないので少し弄りました。