野焼き不発

 久方ぶりに行った湿原。
 着いたらやたら人がいた。オフシーズンなので閑散としているかと思ってたのに。
 訊いてみたら野焼きとのこと。去年だかも偶然来合わせたんだけど今年もだね。
 空は朝から曇天で、聞くと朝は霜が降りていたとのこと。こりゃ駄目かなと思ってたけどシーズン・インするのに時間がないのでさっさと焼かないと新芽がやられるとのこと。
 昨年は時期を失して3月下旬の野焼きで、結果フデリンドウとかに影響があったらしい。
 だから決行ということで始まった。

 当初は威勢よく燃えてたんだけど、やはり様子がおかしい。燃え残りが多い。あまり火が走りすぎるのも怖いけど燃えなさすぎはその後の各種植物の生育に多大なる影響がある。

 普段は火が広がるのを防ぐために杉の枝を水につけて叩く係も本日は延焼させる側に回って近くに落ちている杉の枯れ葉やらで火を広げようとしたんだけど、余りのみみっちさに1時間もしないうちに本日中止の判断が下った。
 次回は朝から晴れて風がなかったらいいなぁと思う。