SAMYANG 35mm

 以前より広角系のレンズが欲しくてSIGMAの12-24mmとか17-70mmのレンズを使っていた。
 ただ、いまいち暗くて、またズームであるがゆえのシャープさに欠ける描写でイマイチ好きになれなかった。
 特に今年小浜島の時にカシオペアの前後を含めた星を撮りたいと思っていたんだけど50mm+APS-Cでは画角的に不足がありもうちょっと広角系があればと思っていた。
 少し前は24mmとかも考えたんだけど撮る対象を考えたら少し短すぎで、なおかつ欲しいレンズといえばLレンズとなり財布にエコでない状態。
 天文雑誌でSAMYANGのことを知ったが、8mm、14mmの上が85mmと言うことでちょうどいい画角がないと思っていたところ今年の秋に出た。評判もまぁまぁ良いみたいでその気になった。
 色々工面した結果、今日届いた。

 わが天体専用カメラEOS Kiss X4に付けたの図。


 サイズ的に見たら出番が少ないが我フラグシップ的レンズのEF135mmF2.0Lとあまり変わらない。
 Lレンズのトレードマークの赤い線が太くなって根元側にあるよ。何か意識してないかいと言う感じ。


 ピントリングはCANONの純正品より、SIGMAより若干重い感じだけど私は好きだな。
 今まで使ってきたレンズになかったのが絞り。1.4から22まで。
 電子接点なんかかけらもないから絞りを動かしてもX4背面の液晶の表示はF00のまま。

 明日は仕事なので対空のファーストライトは来週までお預けだが、気になる周辺減光だけは調べてみた。

 F1.4
 F2.0
 F2.8
 F4.0
 F5.6

 F1.4の周辺減光はなかなか酷いがひとつ絞れば使えるんじゃないかな。
 星像にもよるけどF2.8でRGBで撮ってF2.0でSC64で撮れば中々にハイスピードなんじゃないかな。

 AFも無し自動測光も無し手ぶれ補正も無し、なんだけど星を撮るときはそんなものはいらないからなー。どうせCanonさんはそんなレンズはもう出さないだろう。Samyangさんにはこれからも頑張ってほしいなどとまだ実写してないうちから思っているのである。
 安価だしね。