夏の蔵出し放出

 夏に撮った写真で、まだ公開していないものがいくつかある。このまま蔵に置いていてもディスクの肥やしになるだけなので放出します。

2008年7月29日。コヤマトンボ。同じような構図の写真をこの日もう一種類撮ったから公開しなかった。


2008年7月29日。ハグロトンボ。このトンボの翅の色は黒いが光線の加減で見える模様が良い。背中の上で翅を閉じて留まっているが、時折パタリパタリと翅を広げる。その瞬間が絵になる。
他のトンボみたいにサクサク飛んだりはしなくてひらひら飛ぶんだけど、そのひらひら故に空中を捕らえることが難しくてまだ飛行中の姿の撮影に成功したことはない。これはカワトンボ系にも言えたと思う。
次のシーズンはうまく撮ってみたい。


2008年8月2日。いつもの渓流のアシナガバチ。たいして標高は高くないんだけどそれでも麓とはいろいろ違うんだろう。下ではまだまだ飛んでいる季節でも先に見ることが無くなってしまった。


2008年8月2日。いつもの渓流でのヒメウラナミジャノメ。ジャノメチョウはジャノメチョウ。と思っていたら写真撮り始めて名前を同定しようとして調べたらなんと多くの種類があることか。


2008年8月2日。ベニシジミベニシジミもいっぱい撮った。そのうちスルーするようになってしまった。小さくて翅を広げているとタテハ系に見えたりした。まぁ、赤くって点の模様があってと言う類似点で大きさはかなり違うんだけど。別な写真ではタテハ系と思いこんで調べまくって分からなくって。人に聞こうとした瞬間にベニシジミと知れてがっくり来るやら恥かかずにすんでほっとするやら。


2008年8月10日。ナガコガネグモ。近所の溜池近辺で。
蜘蛛はいっぱい撮った。綺麗だから。ちょいとグロテスクだけど。同定が難しくって公開していない。あと、敬遠されそうだったから。


2008年8月13日。アゲハチョウ。自宅にて。アゲハが現れたのは夏になってから。黒いのは春過ぎからあちらこちらで見かけたけどアゲハは夏ごろから。


2008年8月13日。オオスズメバチ。ヤブカラシの繁茂は自宅の庭の手入れと言う観点からはあまり望ましくはないけど虫撮りという観点からは大いに良かった。盆前頃にヤブカラシが小さなオレンジ色の花をたくさん咲かせてからハチやらチョウやらアブやらがあの小さな花に集まって蜜を吸っていた。雑草雑草と侮るなよと。多くの虫をちゃんと養っているんだ。とは傲慢な人間の上から眼線の言い草だけど。
クソ暑い日中にカメラを抱えて雑草の周辺で写真を撮っていた主人のいるうちを近所の人は何と思って見ていたんだろうか。まぁ私はわが道を行くけど。


200年8月13日。キアシナガバチ。かな?多かったねぇ。背中の豚の鼻を細くしたような紋がアシナガバチのマークだと覚えた。


2008年8月10日。はくちょう座中央部。今年の夏は天気の良い夜が本当に少なかった。1ヶ月に一晩あるかないか。おかげで未だにオートガイドの運用ができやしない。
この夜は瀬尾さんの所に改造に出していた20Dが上がった、そのファーストライト。画面の右半分と左半分でフォーカスが違う。フォーカスは右半分で合っている感じ。これは70−300mmをWide側で撮ったんだけど、レンズが傾いているのか、ボディーが傾いているのか。だけどSIGMAで撮ってもあまりおかしな風にはならない。ちょいと謎。
さびしい秋の空も終わりもうすぐ賑やかな冬の空になる。天候が良くなることを祈りつつ、冬はオリオン周りの淡い星雲にチャレンジしてみよう。


 さて、これらの写真を出さなかった理由は下手糞だからと言うのはその理由ではなく、公開日に量が多かったからとかタイミングを逸したと言う理由で、気に入らなかったとかではない。
 春からいろいろ撮って来たけど、思いのほかいろんな種類の鳥や虫がいて嬉しい。絵にならなかったから撮らないものも多くあり、うちの周囲もまだまだ捨てたものじゃない。多様性があるというのは良いことだと思う。

PS PCの中に保留と言うフォルダがあって、中には未整理のハチ、アブ系が何枚かあった。こちらはまた別途に公開します。