本日のたなご

底モノが欲しいということで本日は行脚をした。
師匠に連れられてまずある場所の用水路へ行った。ところが、その場所は田圃に水を張る準備で用水路の水位がフルフルまで上がってしまい、かつ水が濁って水の中が全く見えない状況となっていた。
仕方がないので僥倖に期待して網で水底を掻き回す。残念ながら底モノは全く上がってこなくてエビ類ばかりががばがばと上がってきた。来週、出張ついでに行く広島の老人ホームの水槽へのお土産にする為にエビはお持ち帰り。
次の場所はそこから30分ばかり走ったところの用水路。
こちらはそこそこ水は澄んでいたんで、早速釣りを始める。今回は底モノが目当てなのでさし(ハエの幼虫)を師匠が用意した。底モノはタナゴ用の黄身練りではかからない。
で、釣り始めたけどヤリタナゴしかかからない。立派なのやら婚姻色が出ているのやら。だけど全部ヤリタナゴ。うんざりしていたところ、淡水魚を採取に来ていたご夫婦に合う。こちらのご夫婦がヤリタナゴでも良いから欲しいとの仰せだったので師匠と二人で底モノをそっちのけで釣った。
そのご夫婦と話していると、あちらこちらのポイントをご存知とのこと。時期やら場所によるけど底モノがいるところをご存知と言うことであった。ご親切にも案内してあげようと言われたのでお言葉に甘え案内して貰った。
結果的にはさしが無くなってしまったこともあり、また、底モノが食いつく前にカワムツが餌をくっちまったことも有り、その場所では釣れなかったんだけど確かに底モノの魚影はあった。
大量にかかったカワムツのなかで小さいモノを3匹持って帰った。
結局、本日の釣果はカワムツ3匹とエビ多数で肝心の底モノはボウズであった。
まぁ、こんな日もあるさということで。