ぎょしゃ座周辺

CANON EOS KissX4(改造) SAMYANG 35mmF1.4 (Astronomik UV-IR-Block)
ノーフィルタ F4 ISO3200 180秒 8枚コンポジット
SC64フィルタ F2.8 ISO3200 180秒 16枚コンポジット
RAP2にてフラット補正 PhotoShopCS5にて現像
11月25日撮影。撮影地は熊本阿蘇外輪山南麓。

 のぞみはなかなか叶えられないけど、まぁこれでも良いかなと思う。
 構図が悪いと言うか、ぎょしゃ座的にはもっと全体的に左のほうに寄るのかなー。
 どうしても一番目立つ五角形を中心にしたくなる。そうすると右側4分の1はおうし座だのふたご座になる。右下の赤いのはふたご座の足元にあるHα領域だ。
 それにしてもいっぱい散開星団が写っているなー。天の川の中の暗い領域も出てきている。
 カシオペアの時にはソフトフィルターを使ったのでハッキリシなかったんだけど、今回の写真では輝星の光芒が写っている。SIGMAの50mmでは出ないんだけど、このsamyang35mmやCANONのEF135mmF2Lでは輝星が光芒を引く。絞りの形のせいなのかな?何らかの回折が起きてるんだろう。
 昨年佐賀山中で撮った50mmぎょしゃ座よりRGBに関してはピント精度が確実に上がっている。惜しむらくはコンポジット中に気づいたんだけどSC64のピント位置が今一ってところ。RGBとSC64の赤ではピント位置が微妙に違う。星像が少し大きかった。SC64付けて撮るとかなり暗くなってしまう。ふつーにBahtinovマスク付けると輝星すらよく見えない。で、ピントの調整を勘に頼るということになってしまう。

 対応方法としてはノートPCの液晶画面に出して液晶の輝度を上げるという方法を考えていたけど、この時はUSBケーブルを忘れてしまった。この方法の欠点は他に星撮りの人たちがいたら液晶の明るさで迷惑をかけてしまうということ。ま、誰もいなけりゃやっちまうけど。それにしてもSC64のピント位置合わせは考えないと。

 まぁ、いろいろ悔いはあるけどこの写真は好きだよ。
 自分がこの時出来る全てをつぎ込んでいるから、いろいろあるけどまぁ良いかなと。