はくちょう座でテスト

 16日は15日に続いてポタ赤を庭に出した。15日は連続断雲通過で何も撮れなかったのでリベンジである。
 その前にはEF135mmF2Lで撮影したが、今回はSIGMA50mmF1.4で星野写真のテストを行った。
 撮影方法は、SC64とSC41を使った簡易LRGB。SC64とSC41で作ったL画像にSC41で撮った色情報を重ねてゆく方式。SC64が640nm以下の光しか通さないため、高い成分が多い光害をキャンセルできる利点がある。
 で、本来は必要ないSC41を使っているのは以下の2つの理由から。
 1)SC64と光路長を合わせるため。
  SC64で撮った写真とノーフィルタの画像はピント位置が違う。それを同厚のSC41を用いることで光路長を合わせようと。フィルタなしの撮影とフィルタありの撮影ではピント位置が違うのでそれを合わせるためにSC64と概ね同じ厚さのフィルタを用いることでピント位置を合わせようとした。
 2)青ハロを抑えるため。
  SC41には青ハロを抑える効果があるから。

 まぁ、ピント位置を換えずに撮影することがでいれば微妙な倍率の違いを発生させずにすむのではという考えだった。
 と言う事でSC64でピント合わせをしてそのままのピント位置でSC41を使って撮った。

 結果はこのとおり、青ハロ出まくり。これでもかなり誤魔化した。
 ごまかし方は、L画像を作る際にSC64とSC41の比率を5対5ではなく、7対3にしてみたのとカラー合成かける前にSC41にノイズ低減をかけたこと。これで若干は改善したけど。

 SC64  F2.0 600秒露出 ×4コンポジット。
 SC41 F3.5 120秒露出 ×4コンポジット。

 青ハロが出た原因だけど、SC41で取った方を見るとピントがあまり合っていなくて星像に青ハロが出ている。よく考えたら当たり前の話でSC64フィルタであわせたピントそのまま撮ると青側ではちゃんと適正なピント位置にならないと思う。レンズの場合、光の周波数で屈折率が違う。ので赤側で一所懸命ピントを合わせてもSC41上の青側ではピントがいまいちあってないと思われる。
 同厚のフィルタでもフィルタ交換時にはちゃんとピントを合わせ直さなければならない。のかな。
 あと、背景が明るすぎてコントラストが出ない。まぁ、これは場所の問題かな。

 他にはSC64の露出時間が長すぎたのかなとも思う。

 と言う事で、結構使えそうだけど、同じ厚さのフィルタを使ってピント合わせの時間を短縮しようとする私の企みは徒労に終りました。

PS.昨夜、この文章を書いていて、眠くて眠くて。朝起きて読み返してみたけど、まぁ、その割りには文章になっていた。ただ、言い足りないことが多いので書き足しはあるかも知れない。