デネブ周辺をテスト撮影したら飛行機が飛んで行った

 6月2日夜天気が良かったので久方ぶりにTG-SPを引っ張り出して夜空のアチラコチラを撮影した。
 テストをしたかったのは、極軸望遠鏡の取り付けの改善、TG-SPの赤緯バランスの改善の成果、SC41による青にじみ除去の効果、先日作成したピンとチェッカーをカメラレンズで使ってみたらどうなるかなど。

 3番目と4番目はまぁ他の機会に譲るとして、上の写真はSC64とLPS-P2-FFを付けた状態で撮ったはくちょう座デネブ周辺。
 改造20DとEF135mmF2LでISO800、Fは2.8。露出は300秒。
 ピントの追い込みに失敗しているので星像は全くシャープではないが、星像は少なくとも流れていない。
 135mmで5分ノータッチガイドで星像が流れなければ暗いところに行って50mmとかでもっと時間かけても大丈夫。
 うーん、赤道儀のセッティングについてはかなり自信がついてきたぞ。
 左側と下側が暗い。何かでけられてるのかな。もしかするとLPS-P2-FFフィルタのせいかな。


 カメラレンズによる撮影システム(?)。
 カーボン三脚に、アングルに気泡型の水準器をボンドで貼り付けた簡易水準器をつけてマンフロットのギアヘッド410を2軸改造したものを台座にして、TG-SPを載せている。

 水準器。

 赤緯バランスが崩れると赤経側にも影響がでるので、赤緯バランスを取るためにReally Right StuffのB2-PRO IIとMPR-CL IIを使った。

本当はB2-PRO IIではなくて1/4インチネジがセンタに空いているタイプだったらブリューナクを作り替えることは無かったんだけど。
 まぁ、取り付け強度を考えると結果的には今の構成でよかったような気がする。

 左側が発注したブリューナク。1/4インチネジが立っているんじゃなくてM6のネジ穴が切ってある。六角レンチ穴の皿ネジで締め上げることができるので簡単には緩まない。
 ちなみにブリューナクの作り替えはミクロ工業さんにお願いした。個人相手に単品の金属部品を作ってくれる業者さんがいるのはヒジョーにありがたい。

 あとは、純粋に光学系でピントを合わせるとか、フィルターワークとかそう言った問題かな。