藺牟田池
いつもの湿原でよくいっしょになる方からお誘いを受けて、昨日は鹿児島県の祁答院にある藺牟田池にトンボを撮りに行ってきた。藺牟田池はラムサール条約に登録されている火山湖である。
朝、6時に福岡の家を出て佐賀の唐津で誘ってくださた方を拾い、多久から長崎自動車道に乗って八代、水俣、出水経由で藺牟田池に着いたのが11時過ぎ。
写真で写っている対岸側が湿原になっている。
早速、行ってみたが当初は殆どトンボが飛んでいない。わずかに水上をショウジョウトンボが飛び休耕田にハラビロトンボが縄張り争いをしている程度。ベッコウトンボは影もない。
湿地周辺を1時間散策して、諦めかけて帰ろうをしたところ、ようやく一匹現れた。
未成熟個体かな。
重たいカメラは持たずに偵察していたら車にカメラを取りに帰ろうと考えていたのでここまでの写真はCASIOのコンデジで撮影。まぁ、寄らせてくれたのが救い。
もう少し熱くなったら活性化してくるだろうと言うことで一旦昼食を摂りに行きその後湿地に戻った。
最初は全くいない。ベッコウトンボは諦めるにしてもせめて周回していたショウジョウトンボを撮ろうということでショウジョウトンボを撮った。
で、周囲を見たらやっとみつけたベッコウトンボの成熟個体。
右前翅が三分の一ほど千切れている。千切れると言うのは空中戦の証だろうと。縄張り争いする相手が少なくともいるんだな。
昨年の渇水で藺牟田池は干上がりかけたという話を聞いた。そのせいで今年は少ないと言うことらしい。地元の人の話を聞いても今年はまだ見ないと言う。人工飼育の話もあるときくよ。
他にもアオモンイトトンボを撮った。
ここで撮影はお仕舞い。
帰りは鹿児島市方面に降りて鹿児島自動車道姶良ICから高速に乗った。いっぱいパトカーに捕まっていたよ。
福岡県に入り南関ICから久留米IC間が断続的に渋滞。予定より30分Delayしたが、18時過ぎに唐津の方をおろし、19時過ぎに自宅についた。
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今回は、身体から羽根の脈が綺麗なピンク色のベニトンボも見れるかなと期待していったんだけど残念ながら見れなかった。自分はむしろベニトンボ目当てだったんだけど。
今回の写真見て思うんだけど、デジタル一眼にMACROレンズ付けてトンボを撮ると真横から撮らない限り全体にピントは合わない。あの紙のように薄い被写界深度は絞ってもトンボ全体にピントが合うようにはならない。
その点、コンデジとかだったらまぁある程度合ってくれる。被写界深度はデジイチに糞でかいレンズ付けた時みたいに薄くはならない。標本的な写真を撮りたいんだったらデジイチじゃなくてコンデジの方がいいんだろうね。
あと、バスの件。雨水や周囲の山から染み出す水が湖水の供給源であるが、何故か知らないが藺牟田池には外来魚であるブラックバスがいて環境に負荷をかけている。まぁ、全国どこでもそうだけどバスには足が生えていたり車に乗れたりするやつがいて自力で移動でもしているんだろう。迷惑な話である。
今回使用したレンズは、コンデジじゃない写真は全てEF400mmF5.6L。近くはエクステンションチューブを入れて撮った。180mmじゃどれも遠かったので。