PE-101Aのフロントロード箱

 数カ月前にPE-101Aを手に入れて、その後箱作りの時期を見計らっていたんだけど、連休に入るに当たり箱の作成に入った。
 PioneerのHPよりフロントロード箱の図面をダウンロードしたが、フロントロードの開口が上下に開くのみならず左右にも開くため私の木材加工能力を明らかに超えそうだったので箱の設計をやり直した。
 と言っても諸元はPioneerのHPに置いてあるPDFの図面に描いてある。箱の容積とバスレフポートの容積、フロントロードの開口部の面積、深さあたりが変わらなければ原理的に特性は変わらないはず。と言う事でロードの開口は下方向にのみ。バスレフポートは角形から丸型に変更しました。
 バスレフポートの形状の変更理由は、ポート自体を塩ビのパイプで作れば楽かなと。開口部の円形は曲線切りが出来るノコを使って、どの道スピーカの開口を切らなければならないし。
 バスレフポートは近くのホームセンタにあった塩ビのパイプの直径が想定より大きかったのでポートの奥行きが少し浅くなってしまった。
 で、出来たのがこれ。

 左側。バスレフポートの開口部からスピーカケーブルを取り出す、なんて斬新な設計でしょう。
 隙間は木工パテで埋めた。一応ペーパをかけたけど色塗ったりするのは面倒なのでこのまま行ってしまおうかなと。
 あと、バスレフポートだけどΦ70mmの塩ビのパイプは肉厚が薄いので振動対策に0.8mmの鉛のテープ/板を巻いてボンドで貼りつけた。

 音は鳴らしはじめはシチャガチャな音だったけど、馴染んでくるのは早い。
 高域は無い。だけど、中域から下が量感豊かに生々しく鳴る。バスドラムやらドスンといいやがるよ。
 これで高域が欲しくなってツィータを足すとバランスが取れずに無間地獄にハマってゆくんだろうな。
 FE108EΣ+BK10との比較は、素直に上も下も伸びているのはFE108EΣ+BK10の勝ち。だけど、女性ボーカルの生々しさ、中低域の量感はPE-101Aフロントロード箱の勝ちかな。
 あっさり素直なFE108EΣ+BK10に対して色気があるPE-101Aフロントロード箱と言った感じ。
 その時の気分や曲の方向性で換えたら良い。楽しさは甲乙付けがたい。

 作ってしまったんでこれでしばらくオーディオネタは無しかな。