チョイ聞きシステム(Technics A5 and Fostex BK10/FE106Σ)
昨日の夜に始めたチョイ聞きシステム、101ITの後釜を探すべ自宅2Fの納戸で昔拵えたFostexのバックロードBK10を探した。大昔、もう25年ほど前に当時買った車(City TURBO2)のカーステレオのスピーカにすべく購入した。車のリアに乗っかっていて夏は50度を超える室内に放置され直射日光を浴び、たまに雫がかかったりして、それでもCityを手放すまで良く鳴ってくれた思い出のスピーカである。
101ITに比べるとかなり大きいが101ITと同じように置いてみた。
直射日光で焼け、染みがついている。FE106はコーン紙が破れセンターキャップが凹んでいる。けどまあ良いではないかと。
ロードの部分の板を抑えこむのに木ねじを追加して締め上げている。
ユニットはフルレンジ。バックロード用として当時発売されていたFE106Σ。エンクロージャ内部のスピーカコードはGOTOのスピーカコードを2本ツイストし直してユニットにハンダ付けしている。
この当時、オーディオに入れあげていた頃でこのスピーカも当時の私が思いついたことをやってみた。
FE106ΣはFE108EΣに換装するとして、目の前にとりあえずユニットが入っているエンクロージャがあったら鳴らしたくなる。
で、鳴らしてみた。
もう10年以上鳴らしていなかったのにのっけから101ITとは全く別次元の音が出た。最初は硬くて線が細かったけど繊細で滑らかで。下は余りなし。ちょっとヒリヒリキャンキャン言う。大きな入力が入ると制御が効かなくなる感じ。前者の問題はボイスコイルが動いてくれば解決しそう。制御不足はその言葉通りA5の問題か、プリなしで鳴らしているせいかな。
その後、時間が経つに連れて滑らかに、下のほうも量感はないが出るには出る。ボーカルが生々しい。EllaのMack the knifeとかHow high the moonとか、良い音で鳴ってくれる。
もちろん、モノが10センチフルレンジがベースなので重低音など出るわけがない。まぁ、メインシステムの30センチウーファーでも重低音など出ない。そもそも無理矢理出したような低音なら無い方がましと言う考え方なので。
一日鳴らしていたら、鳴っていることを忘れてしまえる。
FE108は購入の算段がついた。明日、金を振り込んで到着待ちです。
あとは、エンクロージャの見掛けがみすぼらしいので何かするかどうか。変なシートとか貼ると音が悪くなるし、磨くのは面倒だし、どうしよう。