星撮り雑感

 昨夜は曇りのはずだったが思いのほか晴れ間があって、予定にはなかったけどTG-SP2を引っ張り出して撮影に臨んだ。夜間に出勤しなければならなかったのでそれまでの間、2時間程度の撮影だった。
 昨夜は拡大撮影を行おうと思ったのでBORG60nの直焦点での撮影。結果的に極軸のずれがあって90秒も露出をすると星が南北にずれることになってしまった。
 TG-SP2の極軸望遠鏡ではなかなかうまく合わない。視野外のカシオペア座の位置を類推しながら北極星の位置を視野の中のサークルの線に合わせて行くんだけど、極軸望遠鏡に暗視野照明が付いていないせいもありなかなか合わない。LEDライトでもって望遠鏡の対物側から照らしてサークルを見ようとするがLEDライトの明かりが明るすぎて北極星がうまくとらえられなくて、ヤマカンでやるとちゃんとは合わないということになる。今のままのやり方では300mmチョイ越えの光学系では辛い感じ。
 まぁ80mmぐらいだったらそれほどでもないのかもしれない。

 TG-SP2はドイツ式の赤道儀なのでもう少し重たい機材まで載せられそうなのでBORG45とか50あたりを同架してそれにWEBCAMをつけて極軸合わせ用のソフトを動かせば良いかもしれない。また金がかかるのでそちらはちょいとお預けだな。

 もうひとつ、やはりうちは空が明るすぎる。LPS-P2-FFを仕込んでいるけど、星雲やら星団を撮るにはちょいと厳しい。出来ないわけじゃないけどSNが凄く悪いし仕上がりも粗くなる。そろそろ遠征を考えなければ。そのためにGP2ガイドパックを止めてTG-SP2にしたんだから。正直極軸はGP2ガイドパックの方が何倍も合わせやすい。なんとかして極軸の精度を上げないといけないな。

 あと、先日買ったCANONのAC Adapter Kitはなかなか使えた。バッテリの残量を気にせずに撮影できるのはいい。

 今、自宅から南に4kmばかりのところで南向きには灯りが少ない場所を見つけている。車で機材を運んで車から電気を取る形での撮影を試してみようかと思う。それでうまく行けばもう少し遠くへの遠征も考えてみようかな。