天の光はすべて星/フレドリック・ブラウン

読了。

大昔、まだ子供の頃に読んだ時、あの結果は許せなかった。
その当時ブラウンは天使と宇宙船しか読んでなくてこの素敵なタイトルに引かれて買ったんだ。
当時、星の世界へ憧れていた私(今でも憧れているかも)は木星探査ロケットへ邁進する主人公に自分を重ねていた。
で、あの結果。
シニカルな中にやさしさがある作風が良いと思っていたんだけどこの物語は救われないと思っていた。
今回読んでみて、まあ、ああいう物語だよな、と言うのが印象。自分も年齢を重ねてあの爆弾が落ちた後から終わりに至るところが実に良いと感じるようになっていた。
一読に値するかも。