土星

午後の早い時刻までは晴れと言うのはおこがましいほど雲だらけで霞んでいたのに、15時を過ぎたあたりから空気の透明度が上がってきた。感じ。
昼間のうちに極軸望遠鏡の明視野証明の修理をした。VIXENのGPD赤道儀およびスカイセンサーは標準では単1電池8本(12V)で動作する。純正のACアダプタはあるんだけど1万円以上して高い。ジャックは標準品なんだけど、センターマイナスという妙ちきりんな仕様。で、パーツ屋で購入した12V4AのACアダプターの出力をセンタープラスからセンターマイナスへ変更した。
望遠鏡やら赤道儀を中古購入した時に付いてきたVIXENの5mmと20mmのアイピースが埃だらけで汚い状態なので本格清掃は日を改めることにしてブロアーで飛ばせる埃は飛ばしたりした。
暗くなって北極星を目安に極軸を合わせて最初20mmのアイピースを付けて土星を覗く。なかなかいい感じ。次に5mmにアイピースを付け替えて家内と子供を呼ぶ。初めて生で見る土星に二人とも喜んだ。
その後は20Dで撮ってみた。

アイピースの汚れは見えてるし、課題はいっぱいだけど初回はこんなものかしら。
やはり、20Dではファインダーをのぞきながらのピント合わせ作業は難しい。視界も暗いし、何がどうなっているのかよく分からない。いろいろ考えるけど、土星とか木星とか、明るい惑星を撮るのはデジイチよりもコンデジによるデジスコでやった方がいいのかもしれない。
試しに北斗七星近辺で2分程度の露出をかけてみた。ノータッチガイドのみであまり流れている様子も見えないのでとりあえずOKかなと思う。
中古の望遠鏡を買った時に赤道儀と一緒についてきたスカイセンサー2000だけど、対象の自動導入が出来る。筈。今回、使ってみたところ基準星を3つ選んだ状態で自動導入をやってみたところ対象の星がファインダーの隅っこに導入された。結構便利だな。だけど、ドンピシャは難しいにしても直焦点で望遠鏡の視界に入ってくれるぐらいになって欲しい。こちらの精度向上もまだまだ限界ではないと思う。
いや、系外銀河とか目視では見えにくい物を対象とするから、なるだけ精度を上げないと厳しいかなと思う。基本的には赤道儀設置の精度向上と基準星等の設定で追い込んで行けると思う。
手探りも楽しい。
変則出勤のため後ろ髪をひかれる思いで出勤。今度は系外銀河狙い。