司政官全短編/眉村卓

読了。

司政官 全短編 (創元SF文庫)

司政官 全短編 (創元SF文庫)

一気に読んでしまった。よく考えられてるな。と言うのが第一印象です。
司政官と言う行政官が機能的に役割分担されたロボット群を率いてあるときは原住民(原住知的生物)に対しあるときは連邦軍、植民者やその社会に対する。彼らは司政官としての教育はされていてロボットと言う力をもっているにしてもそれらとたった一人で対峙する。そのとき、彼の力となるロボットはことさらに「ロボット」であることが強調されている。責任は彼一人に帰着する。
そういった司政官達がさまざまな惑星でのた打ち回るのと描いている。
司政官についてはコアなファンが結構いる。地味と言うか派手さがないというかチャラチャラしていないというか、玄人好みの作品群だ。
いろいろ調べたけど、司政官年代記と言うページを参考にさせてもらった。
長編が何冊かあるみたいだが、絶版でAMAZONで見ると古書でも文庫本にしては結構凄い値がついている。
それでも長編も読んでみたいなと思う。
実際に過去において自分はその本を新刊として手に取る機会があった。しかし、その当時は購入しなかった。何というか、年齢と共に読む本が変わって行ってるんだなと思った。

はてな年間100冊読書クラブ: 77