MUSES-C

はやぶさMUSES-C)の癒し系VideoがJAXAで公開されている。
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音が出るんで注意ね。

はやぶさイトカワへのタッチダウン後、燃料漏れを起こして一時は通信が途絶していたけど、通信再開後に点検を行い問題点が発見されるたびに対策を立てて、現在は地球への帰還の途上にある。
健気だよなー。
私は職場のシステムの運用管理をやっている。こちらはトラブルが起きたらリモートで繋いで原因探って判らなければ最終的に車を駆って職場に急行すれば済む。
しかし探査機はそうは行かない。宇宙探査機って故障しても傍に行って修理することは出来ない。壊れたら壊れたなりに騙し騙しでも動かして任務の達成を目指す。低出力の通信機からの電波を拾って、しかもビットレートも大して高くなくてそういう情報を辛抱強く待って、その情報から手探りみたいにして故障原因の調査を行って対応策を立てて実行する。
スタッフの努力には頭が下がる。

現在はエンジンを切って慣性航行中。

太陽輻射圧を用いたスピン軸制御のみで、太陽電池を常に太陽指向させる微妙な姿勢制御を実施

「はやぶさ」復路第1期軌道変換を完了!)より
太陽輻射圧って...。どんぐらいのパワーだろう。太陽電池パドルの角度を変えるとかで輻射圧の制御をしているんかな?
じわっと機体が回るぐらいにはパワーがあるんだろうね。

次の山場は2009年2月に予定されているリアクションホイールイオンエンジンの再起動。
はやぶさが帰ってくるのは2010年6月予定。
オーストラリアの砂漠にカプセルが降下してくることを祈ります。