久しぶりの渓流にて

 8月1日に何ヶ所か回ったが、久しぶりにいつもの渓流に行った。(久しぶりに「いつもの」渓流とは日本語的におかしいような気もするけど)
 カワトンボの仲間、イトトンボ以外の均翅亜目が飛んでいるかと思いきや殆どおらず、茂みがかかる水面の上を1,2匹ほど飛んでいただけ。多分、ミヤマカワトンボかと思われる。ハグロもまだおらず、飛んでいるトンボのほとんどはウスバキトンボだった。
 その中でウスバキトンボ以外のトンボが何種類か撮れた。

オジロサナエ


 小型のサナエトンボ。腹の先の尾部付属器が白いのでオジロサナエだと思う。
 違っていたら、こっそり教えてください。

コシアキトンボ(メス)


 コシアキトンボであるのは間違いない。腹が白いか黄色なのかで、この個体は黄色なのでメスと思ったけど、未成熟のオスも黄色なのでメスだと断定はできない。羽根の先端が若干黒く色付いている部分が小さいのでオスかなとも思うけど違うかもしれない。
 なにせ、留まらないもので。広場のど真ん中に立ってトンボを追っかけて十数分間カメラを振り回していたら草臥れてしまった。
 溜池には成熟したオスのコシアキトンボがいたが、成熟オスのは白い。黄色いのが撮りたいなと思っていたら取り敢えずここで撮れた。今度は留まっているところをきっちりと撮りたいものだと思う。

コシボソヤンマ


 最初にトンボの本でこのトンボを見たときはおもろいトンボがおるんやなと思ったけど、まさか自分で写真に撮ることになるとは思わなかった。
 距離は近いけど暗い茂みの中に留まったので何度撮ってもうまく行かず撮るのに苦労した。仕方がないので最後は40Dの内蔵ストロボを使った。おかげで左目の一部が白く抜けてしまった。
 とは言え、薄緑色からオリーブ色をもつ眼はとても綺麗だ。死んでしまうとこの色は出ない。だから私はトンボの標本には全く興味がないのだ。
 最近気がついたのが、トンボの羽根の外側前縁にある縁紋だけど、これがまたいろんな色と形があってなんとも綺麗。

 と言う事で、トンボにはまだまだ興味が尽きない。