ホソミオツネントンボ

 朝からいつもの湿原に行った。
 現場につくと監視員の人から、ホソミオツネントンボが出てると声がかかった。
 ホソミオツネントンボは成虫のまま越冬するイトトンボの仲間である。秋に羽化しそのまま年を越すので越年トンボ。今が求愛と産卵の季節。

 この季節のホソミオツネントンボは青の迷彩服を纏う。


 おつながりという状態。直前まで交尾していたけどこのときは離れている。


 交尾中。オスがメスの首の付け根をハラの先端の器官で挟む。後ろ側のメスがハラの先端の生殖器をオスのハラの付け根の生殖器に付ける体勢をとるのであの独特のハード型になる。 


 開花中のカキツバタと交尾中のホソミオツネントンボ。

 今日は、この他にもヨツボシトンボやシオヤトンボ、場所を変えてカワトンボ、アジアトンボかセスジイトトンボかを撮った。
 それらは次の機会に公開する。

 一番上の写真はCANON EF400mm F5.6L USMにエクステンションチューブを2個付けて撮った。180mmマクロに×2のテレコン付けて撮るのからすれば焦点距離の制約が大きくて難しい。だけどそれらの問題は機動性の問題で、三脚据えて撮るにはこれはなかなか使える。