同焦点アイピース

 ちょっとマニアック目の内容。
 miniBORGの60nを100EDに同架して自動追尾しようとするが、WEBカメラを接続してガイド星を導入するのに苦労する。
 WEBカメラを繋いだPCの画面を見ても簡単には星が見えない。理由は三つあってWEBカメラのイメージサイズが小さいこととWEBカメラの感度があまり良くないこと、WEBカメラ上でピントが来ているかどうかわからないこと。この三つの理由がお互いに絡み合ってガイド鏡に星を導入するのは困難を極めていた。アイピースを付けて望遠鏡を覗いてフォーカスを合わせれば星はいっぱい見えているわけで、アイピースをつけた状態でフォーカスを合わせて星を視界の中心に持ってきてその状態でWEBカメラを繋いだらガイド星が導入できていればいい。
 で、ネット上をうろうろしてたら同焦点アイピースと言うものを自作している人がいる。
 自分も作ってみた。

 アイピースヤフオクで買った。VIXENのPLOSSL20mm。
 アイピースにハマっているクリーム色の部分が味噌。材料はホームセンタで売っている、手すりの端をカバーするパイプキャップ。材質はなんだろう。あまり硬くない。切りやすい。内径が32mm。アイピースの外形の31.7mmより若干太いが使ってみた感じカパカパでも無い。パイプカバーの箱の裏面を見ると内径は入口付近の32.3mmから一番奥では31.5mmになっているので切る位置を変えればもっとフィットするかもしれない。
 これをアイピースに付けて望遠鏡に装着した位置でヘリコイド/ドローチューブを調整してピントを出せばアイピースを外してWEBカメラを付けても概ねピントが合う。
 工作精度に難があるのできちんとピントが合うわけではない。が、WEBカメラに換えたときに概ね星が見えた。見えていればその段階でピントを出せばよい。
 何にしてもガイド星導入までの時間は短縮出来た。