しし座の銀河

 昨夜、鹿林彗星を撮ろうと久しぶりにGPD赤道儀とBORG100EDを持ち出した。
 天気が悪くなるのが分かっていたので22時頃にセッティングを開始した。東の空が明るくてあまり早い時間は光害に隠れて状態が悪いので、西に傾き始めたオリオン周辺でピントのセッティングを行って少しずつ東の空に移動していった。
 この季節、すでにしし座が中天にかかっている。
 撮影に東に移動する途中でしし座の銀河を試しに撮ってみた。

 右上がM96、左の方は上からM105、NGC3384、NGC3389。左上の大きく青っぽいのは恒星です。M95もちょいとずれたところにある。(写ってないけど)
 露出が足りないので渦巻は出ていない。口径100mmでF6.4で300秒露出。ISO1600。これだけを対象に撮ってみたいものである。ただ、640mmでは大きさが不足している。出来れば1000mmは欲しいけど、そうなると今度は今の光学系では明るさが不足するのかな。

 写真の何カ所かに黒く影が出ているところがある。20Dで撮影をしているときにトーンカーブを触ると出てきていたので気になっていたんだけど、昨夜撮影後にやっとわかった。
 LPS-P2-FFフィルタにゴミみたいなものが載っていた。
 雲が出てきたので撤収したとき、望遠鏡からカメラを取り外した時に寒い室外で冷え切ったLPS-P2-FFフィルタが暖かい室内で曇ってしまったんだけど、その時概ねこの配置で曇らない部分が見えた。
 当初はCCD面の汚れかと思っていたんだけどフィルタの汚れで良かった。ブロアしても取れず、以前買ったPENTAXのImagesensor Cleaning Kitでペッタンペッタンしたんだけど取れなかったのでレンズクリーニングリキッドとクリーニングペーパーを使って慎重に拭いたら取れた。と思う。
 どう写るか次回の撮影が楽しみのような怖いような。
 北天の銀河たちもそろそろいい感じの季節です。M51やらM81やらM101やら。あとおとめ座の銀河群とか。