鶏の丸焼き

 先日、他界した叔母より昔言われたのが、「あなたのところは鶏が化けて出らんね?」。冗談にしても叔母から言われるぐらい私は鶏が好きである。で、そんな私が大好きだったのがこの鶏の丸焼き。
 大昔、私が生まれる前に父がアメリカに留学(?)/出張(?)した時に向こうのお宅で出してもらったのが七面鳥の丸焼きである。うちの丸焼きはそれがルーツとなる。
 その七面鳥の丸焼きには内臓を抜いた後に詰め物をしていて、丸焼きされる間に出てくる油やら肉汁がその詰め物に浸みてそれがめちゃくちゃ美味かったということでうちの丸焼きにはおなかの中に詰め物が入る。

 詰め物の材料は、牛ひき肉、玉ねぎ、さいの目に切った食パン。これがデフォルト。今回はこれにニンニク、干しシイタケ、春雨を入れた。(牛ひき肉100g、玉ねぎ中1個、食パン2枚、にんにく1かけ、干しシイタケ2枚、春雨適量)
 玉ねぎとニンニクと干しシイタケはみじん切り。あとは全てをいためる。味付けは塩と胡椒。隠し味に醤油。で、干しシイタケの戻し汁を入れて少し煮詰める。最後に食パンを入れ絡める。

 鶏の方はあらかじめ酒で洗ってフォークで全身に穴をあけておく。
 塩胡椒を全身に擦り込む。今回は湯布院で大昔に買ったハーブ塩が苦しんでいたのでそれを使った。
 輪切りにしたニンニクを一枚ずつ各面に張りつけて、全身をラップで包みちょっと置いておく。今回は年末にここまで準備した鶏を使った。

 詰め物が出来上がったら鶏のお腹の中に詰め物を詰め込む。結構な量が入る。
 詰め終わったら竹串で穴を塞ぐ。足先と首にアルミホイルを巻いてオーブンの準備。

 表面の黒いのはハーブ塩のハーブ。

 オーブンは220℃で余熱。焼き時間は適当に。私の場合はヘルシオで220℃で35分、180℃で25分。
 出来上がりがこれ。

 お腹の中の詰め物は

こんな感じ。

 いかがでしょうか?