夢魔の書/H・P・ラヴクラフト
読了。
- 作者: H.P.ラヴクラフト,大滝啓裕,H.P. Lovecraft
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 1995/12
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
前半分の書簡集も、紹介されるラヴクラフトの夢自体が殆ど物語仕立てなので、まぁ前半後半通して小説を読んでいるのとあまり変わらない。
夢の書簡集で私が思いつくのは鎌倉時代の明恵上人である。夢を記した書簡を数多く残し、河合隼雄が「明恵、夢を生きる」でユング派のセラピストの目で見た明恵の夢についての解釈を試みている。
ラヴクラフトの書簡集もああ言った目で見た解釈ができるかと思って読んだんだけど、あまりにも物語物語していたので途中から物語として楽しんでしまった。
あぁ、明日の東京出張、さっき買った「時間封鎖(上・下)」を読むのをやめて「明恵、夢を生きる」か白洲正子の「明恵上人」でも読もうかな。
最近本ばかり読んでるな。