深海のYrr/フランク・シェッツィング

読了。

深海のYrr 〈上〉  (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)

深海のYrr 〈上〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)

深海のYrr 〈中〉  (ハヤカワ文庫 NV シ 25-2)

深海のYrr 〈中〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-2)

深海のYrr 〈下〉  (ハヤカワ文庫 NV シ 25-3)

深海のYrr 〈下〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-3)

凄い取材力だし、構成力だし、面白い。
文庫が出てからだいぶ経って買った。
エコとか地球温暖化とかメタンハイドレートとかその手が出てくる小説は最近多いな。
難を言えば、ハリウッド映画を見ている感じ。謎のYrrの行動原理も何かキリスト教的。物語中で未知との遭遇について宗教的だと書いていたけどYrrもキリスト教的価値観からは一歩も外には出ていない。
人間は生まれた時からどっぷりつかっている社会的な価値観の呪縛からはそう簡単には抜け出せない。
それにしてもあちらの方々は攻撃してくる敵と言うシチュエーションが好きだよな。