デネブ(はくちょう座α)と北アメリカ星雲(NGC7000)

 昨日、改造に出していた旧主力機EOS20Dの改造が完了して帰って来た。昨夜から今朝にかけて改造機のファーストライトを行った。

 改造はデジカメならすべからく入っている赤外線のカットフィルタの除去である。赤外線カットフィルタが入ったままだと、赤い領域の光の75%程度がカットされるらしい。散光星雲の水素の出す赤い色がうまく出ないということになる。
 で、改造をかけたけど今度は赤外線の写りこみでCCDが感光したり赤い領域の光が4倍になるためホワイトバランスが崩れてしまって通常の写真は撮れなくなる。
 今回撮ったのは天の川上で赤い散光星雲が多いはくちょう座のデネブ付近を撮った。北アメリカ星雲(NGC7000)がある。
 かなり光害がひどいんだけど、LPS-P2フィルタを使ったので長時間露出にも耐えられた。一応、天の川も写っている。
 70-300mmで70mmで撮影。ISO1600、露出10分×4枚。F5.6。RAPにてダーク減算、ステライメージでコンポジット。IR改造20D。赤道儀はGP2ガイドパック。10分ノータッチガイドでは70mmで若干流れるのも仕方がないかな。

 しかし、ISO1600でダーク撮ったけど凄いノイズ。気温も高いしね。こりゃ冷却改造カメラが欲しくなるわけだ。