幽霊狩人カーナッキの事件簿/W・H・ホジスン

読了。

幽霊狩人カーナッキの事件簿 (創元推理文庫)

幽霊狩人カーナッキの事件簿 (創元推理文庫)

角川とかから以前出ていたらしいけど、知らなかった。
気合が入った親父が事件に立ち向かってゆくのかと思いきや、出だしは良いが途中からおっかなびっくり、へっぴり腰気味に、だけどそれでも事件に向かってゆく。別に特殊能力があるわけでもない。自分の知識を信じて化け物に立ち向かってゆくのが健気だなっ。
短編集だけど、幽霊探偵と言うからには当然化け物が出てくる話も多いんだけど、中には結果的に化け物無関係と言う話もあって面白い。
ホジスンの本は依然ここで書いたことだけど「異次元を覗く家」を読んだ。もうあまり覚えていないんだけど豚の化け物の不気味さは覚えている。今回のカーナッキの事件簿の中でもこの豚さんの気合の入りようは尋常じゃない。ホジスンは豚に何か特別の思い入れがあるんだろうか?
今日は、用事があって午後には職場を出たが、電車の中でホジスンを読みながら帰った。その時にどうしても聞きたくなったのがこれ。
Orchestral Manoeuvres In The Dark

Orchestral Manoeuvres In The Dark

昔、「異次元を覗く家」を読んだ時もこのアルバム(この時はLP)が気になって、自分にとっては「異次元を覗く家」のテーマソングみたいになっている。