プリズムの瞳/菅浩江

読了。

プリズムの瞳

プリズムの瞳

舞台設定は若干未来。
かつて一大プロジェクトで開発された人型の専門職ロボット「ピィ」シリーズ。開発当時は専門職として様々な現場に送り込まれたが、プロジェクトは失敗し全ての「ピィ」シリーズはそれまでの専門職を取り上げられ画家として生きることになった。人型だけど、感情機能を持たずそれ故いろんな人から想いを投影されてしまう。
そうした「ピィ」シリーズを中心とした人間模様。
感情機能を持つ「フィー」シリーズ、プロトタイプと呼ばれる謎のロボット、それから謎の少女。
菅さんらしい作品でした。
永遠の森  博物館惑星 (ハヤカワ文庫JA)

永遠の森 博物館惑星 (ハヤカワ文庫JA)

永遠の森−博物館惑星−を彷彿とさせられる。けど、私的にはあれより上。
秀作だと思います。

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