ネパール旅行4(2007年11月13日)

0630 GET UP
0830 START
0910 RAMACHOR
1000 セレモニー(10周年)
1200 LUNCH
1500 RADIO STUDY
1700 FINISH
2000 DINNER
2300 GOTO BED

泊まりの準備をしてラマチョールに向かう。
10周年記念のセレモニーがあり、10年生と先日日本に来た卒業生が劇を行う。劇の最中に停電になる。
セレモニーの最中にわれわれは昼食。セレモニーが終わった後に子供たちにカレーを振舞った。これも300名以上に配食を行い大変な時間がかかる。

(カレーを配食される子供)

(賄いのおばさん一休み。この後、サングラスのお兄さんとものすごい勢いで口喧嘩していた)
子供たちの昼食が終了した時点で、授業を行う。時間はかなり遅くなった。私は9年生、10年生を相手にゲルマニウムラジオの授業を行った。電気が来ないままで授業を開始した。
ラジオの原理などの授業を行ったが、結局電気が来ずに半田ごてを使用できずラジオの組み立ては出来ないまま終わる。
日本から持っていった完成したゲルマニウムラジオにアンテナを繋いでみたがアンテナの起電力が足らずにラジオは鳴らなかった。これは非常に残念であった。来年はトランジスタで最低でも高周波の1段増幅する程度のラジオを組み立てようと思う。授業のスケジュールもセレモニーの後ではなくセレモニーとは別日に朝から行うようにしようと理事長と話し合った。他にも停電時を想定してガスボンベ式の半田ごてを持ってゆこうということになった。

ラジオは熱心な先生がいてその方が組み立てを教えてくれることになった。
みんながホテルに帰った後、もう一人と学校に残った。

宿直の先生と夕食を摂った。賄いの女性がいて彼女が作るコテコテのネパール料理を食べる。炊いた長粒米、鶏肉のマサラ煮、トマトとたまねぎの炒め物(?)、青菜の炒め物(苦味があってカツオ菜風味)、ダル(豆のスープ)。結構ご馳走である。日本人向けに辛さを抑えたと言っていたがそれでも結構辛い。
校長の27歳を筆頭に教師はみんな若い。中には18歳程度の教師もいる。ネパールでは10年生を卒業した後半年程度の講習を受けた後に教師のライセンスが付与されるらしい。日本の教師のライセンスとは大違いである。その程度の学力の教師が子供を教えることが出来るのか正直非常に疑問がある。

夕食後には学校の屋上に上がり星を見た。
最初、曇りがちだったので少し心配していたが、時間が遅くなるほどに天気が良くなっていった。
21時過ぎには快晴となりこれまでに見たことが無いような星空になった。
それもそのはずで、月齢は3.5で既に山の陰に沈んでいた。さらに近くにある大都市はポカラ市のみで市内のシャングリラホテルからでもあまり光害の心配をしなくて良いぐらいである。まして、ここはラマチョール村でポカラ市はサランコットの陰になる。この時一番の光害の原因は学校の3階の踊り場にある蛍光灯の灯りが建物から30mほど離れたところにある森の木々に反射してくる光のみであった。これは階下に行きスイッチを切ればすむ。
生まれて初めて天の川が見えた。カシオペアを通ってオリオンをかすめる天の川は最初白い雲と見間違えた。
この時間にはまだ若干の人通りがあり、今回撮影を予定している場所でも車が通りそうな気配があったので朝3時に起床し撮影予定箇所に行き撮影することにした。