本日の本(進化の設計者 林譲治)

読了です。
この方らしい文体で、ウロボロス以来の掛け合い漫才みたいな会話の文体も健在。
得意だよねこの手の科学技術系のSF。まぁ一般受けするかと言えばテクニカルタームの多さに引く人も多いかもしれない。私としてはありがたい。
海底のメタンハイドレートについて書かれたのは最近見たよなと思ってちょっと考えたら「ハイドゥナン」がそうでした。海底メタンハイドレートに対するアプローチの仕方が上からと下からの違い。
あと、猫が脇役として出てきた。林さんはご自身のHPで猫の観察をされている記事を載せている。今回みたいな行動を猫が取るのを見たことがあるとしたらちょっと怖い。
アイディアてんこ盛りの1冊でした。楽しませていただきました。
私としては前回も書いたんだけど「ストリンガーの沈黙」の続きが読みたいと思う。

進化の設計者 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

進化の設計者 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

ハイドゥナン (上) (ハヤカワSFシリーズ・コレクション)

ハイドゥナン (上) (ハヤカワSFシリーズ・コレクション)

ハイドゥナン (下) (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

ハイドゥナン (下) (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

ストリンガーの沈黙 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

ストリンガーの沈黙 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)