本日のSF

虐殺器官　伊藤計劃　ハヤカワSFシリーズ　Jコレクション

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

面白いは面白い。グログロのシーンはあるにせよ。まあ、人間はそんなに単純じゃないな、と思う反面十分に単純だとも思う。
これを読んで思ったんだけど、私の場合世界に浸りたいと思う小説と、単純に面白いと思う小説がある。前者の場合はその物語に浸り感情移入してしまっている。後者の場合はまあアイディアとか読ませる力とかを評価している。後者はどちらかと言えばCOOLな物語が多い。ただ、前者は2度、3度と再読するのでコストパフォーマンスが良いが、後者はえてして読むのは1回のみとなりコストパフォーマンスはあまりよくない。
この物語は僕にとっては後者に属するんだと思う。

スペースプローブ　機本伸司　ハヤカワSFシリーズ　Jコレクション

スペースプローブ (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

買ってみた。
表紙が漫画チックなのは何でなのかなと思った。読み始めたが、今のところ面白い。主人公たちが計画を実行しなければならないところにぼちぼち追い込まれていっている。

しかし、アマゾンさんは新刊の表紙のイメージの公開が遅い。何ゆえ？