ある部署のラベルプリンタから印刷出来ない

 ある場所に設置されているSATOのラベルプリンタ(ネットワーク接続)が印字出来ないという苦情が出ていた。
以前はそんな事がなかったのに、どうも3月にネットワークリプレースをしてからと言う話しだった。
 システム導入ベンダの担当責任者は、新しく入れたL3スイッチ上にあるARPテーブルのリフレッシュタイミングの問題だろうと言っていた。
 しかし、よく考えるとちょっとおかしい言い分。なぜならネットワークリプレースをしたのは3月中旬、障害が頻発したのは4月になってから。
 もし、ARPテーブルの問題だったら障害は3月中旬のネットワークリプレース直後から現れても良さそうなものだし、別な部署に入っているSATOのラベルプリンタでも同様の障害が発生しても良いはずなのに別な部署に入れているSATOのラベルプリンタは正常に動作している。
 さらなる調査をベンダの常駐担当者に指示していたところ、障害が頻発するSATOのラベルプリンタを引き上げてテストしたらしい。
 すると、引き上げた先ではきちんと動作したらしい。
 どうも、ラベルプリンタのネットワークのTCP/IPの設定を行っている際にDHCPがONになっていたらしい。ただ、うちのネットワーク環境ではDHCPサーバは立てていない為、じゃあどこからIPを拾ってきたかというと、ラベルプリンタのネットワーク設定をする際にスタティックにIPを指定するところで正しいIPを設定したけど、DHCPの設定もONになっていたからという口頭での報告があった。
 理屈が通りそうな気もするが、何かすっきりしない。
 この時のベンダの常駐担当者は先日のデータベースフル障害の時に用語がおかしくてわれわれを混乱させた担当者と同一人物である。
 これは良い教育の機会だと思い、そのベンダの常駐担当者に報告書の提出を求めている。
 報告書を書くことで一度きちんと頭のなかで発生障害を整理させ、筋道立てた原因究明を経験させてやろうと考えている。