ふたご座

CANON EOS KissX4(改造) SAMYANG 35mmF1.4 (Astronomik UV-IR-Block)
ノーフィルタ F4 ISO3200 180秒 8枚コンポジット
RAP2にてフラット補正 PhotoShopCS5にて現像
11月25日撮影。撮影地は熊本阿蘇外輪山南麓。

 冬の天の川は夏の天の川ほど派手ではない。ペルセウスを過ぎてぎょしゃ座を過ぎたあたり、ぽつりぽつりとHα領域がある。
 ふたご座はカストルの足元にクラゲ星雲とモンキー星雲がある。他にはM35とM37の2つの散開星団が写っているけどM37の方はぎょしゃ座の領域かな。
 ポルックス側の足元には画角から外れているが、いっかくじゅう座に入るんだろうけどコーン星雲とかの有名なバラ星雲がある。そのまま銀河を下るとおおいぬ座のわし星雲。冬の銀河はそのままシリウスカノープスの脇を抜けて南半球の領域へ消えてゆく。
 射手座側の夏の分厚い銀河からすればあっさりとしたものだけどそれでも点在する赤い星雲は撮っていて楽しい。

 今回は昨年の佐賀山中で撮ったふたご座が50mmで撮ったいいから加減なモザイクで悔いが残ったので35mmでリベンジした。35mmの画角になるとふたご座の主要な領域がすっぽりと入るのでいいな。
 星を撮る限りにおいては、AFもIS(手ぶれ防止)もいらん。基本性能がしっかりしていてデジタル対応されているSAMYANGの35mmみたいなレンズは扱いが容易く財布にもエコで本当に助かる。

 次は画角的に入るかどうか分からないけど、冬の銀河を中心に撮ってみたいな。