オリオン座(三ツ星と小三ツ星)

CANON EOS KissX4(改造) CANON EF135mmF2L (LPS-P2-FFフィルタあり)
ノーフィルタ F2.8 ISO6400 90秒 4枚コンポジット
PhotoShopCS5にて現像
11月6日撮影。撮影地は佐賀県某所。

 11月3日に遠征を行なおうとして佐賀県の山中に分けいった。いつも行っている場所ではあるがいつもとは行くルートが違ったために山中で迷いもした。そして着いたら連続断雲通過で機材を展開すること無しにその日は断念し、帰宅した。
 正直、ホッとしていた。人っ子ひとり通らない山の中で怖いちゃ怖いので。
 この日(11月5日〜6日)も昼間からこの佐賀県の山中の某所以外の場所を探して、2,3当たりをつけていたんだけど、夜になって行ってみたらナトリウム灯が煌々と点いていたり、入り口に鎖がされていて入れなかったり。
 と言う事で、他の候補地は諦めて山の中のこの場所に来た。
 空は快晴だった。
 結局、糞寒い中23時過ぎから朝5時まで明かり一つない山中の広場で一人でずっと撮っていた。

 やはり、福岡から何十kmも離れているせいで光害があまりなくて、自宅から撮るときの数倍の露出がかけられる。おかげでいろいろ写っている。
 この写真はオリオンの三ツ星から下の部分を撮っている。馬頭星雲が微かに、オリオン大星雲も写っている。

 撮影時の気温は4度で露が降りてきている。カメラレンズにはヒータを付けた。フィルタフォルダに入ったSC64にもカメラレンズに付けたヒータからの熱で結露しないように出来るかなと思っていたが甘かった。この写真も含め数枚の写真では撮影中にSC64フィルタが結露したためにL画像が使えなかった。フィルタのヒータに関してはミニサイズのホッカイロを輪ゴムでフィルタフォルダに固定した。功を奏したみたいでホッカイロを付けた以降はフィルタの結露に悩まされることはなかった。

 あと、90秒の露出をしたがこの写真はダーク減算していない。ダーク減算するとおかしくなる。どうも、ダーク撮影時の順番を間違えたみたいで、長時間露出のダークを作成したときにカメラ内部に熱が篭もり少し高い温度状態でのダークが出来上がったみたいで、減算をすると明らかに色目がおかしくなるほど過剰に補正されてしまう。ダーク撮影にも気を使わなければならないんだなと反省した。結局この写真はダーク減算しないファイルを使用した。

 場所としては、まぁ良いみたいなので恐怖感が管制できればまた行ってみようかな。