北アメリカ星雲

 新月と晴天がなかなか重ならなくて、庭の雑草の具合とか暑さとかいろいろ重なって夜のお空への挑戦が出来なかった。
 8月7日から8日にかけて晴天になったので久しぶりにポタ赤を庭に引っ張り出した。

 カメラ:改造20D レンズはEF135mmF2L
 SC64画像:2枚コンポジット ISO1600 F2.8 露出3分
 SC41画像:3枚コンポジット ISO1600 F3.5 露出1分

 8枚ずつ撮ったが、天頂付近の撮影と湿度の高さが影響してフィルタ面が結露してしまったのに気がつかず...。
 この後の撮影からは冬に使う結露防止用のヒータをフィルタフォルダにつけて撮影を行った。この季節に...と思ったが夕立の後ということもあり湿度が高かったんだろう。撮影の合間に双眼視で空のアチラコチラを観望したがその双眼鏡のアイピースもちょっと目を離している隙に結露するような有様。天文薄明まで頑張ろうと思っていたのにその前にカメラも動作を止めてしまった。(乾燥した室内において暫くしたら復活したが)
 で、SC64でL画像を撮り、SC41でRGB画像を撮った。
 SC41を使ったのは青ハロを除去するため...というより同じ厚さのアセテートフィルムを使うことでSC64を利用したL画像とRGB画像の間でのピント位置の移動を防ぐため、のつもりだったんだけどやっぱりピント位置は違うのかもしれない。この時撮ったL画像を20Dの液晶で見てピントが甘いような気がしてこの後に撮った写真では結局ピントリング触ったから。
 今回、RGB画像取るときに合わせたピントでそのままL画像撮ったけど、L画像で先にピントを合わせたほうが良いかもしれない。赤い光のみで合わせたピントなので多分RGBより像がシャープになると思う。L画像にカラー情報を乗せる方式だから星の周囲に出る青ハロは星像がシャープなので色情報として影響を与えることが出来ないのではないのかなと言う素人考えだけどね。

 あと、ピント位置の調整に関してはレンズの鏡銅に一工夫いるかも知れないなと。
 と言う事で、自宅の庭からのデネブと北アメリカ星雲でした。