本日の本

 表紙はちょっと引いたが、内容は行けた。
 故大元帥の代表作の銀河乞食軍団は読者の作品に対する思い入れが強く、仕事としては難しい部類ではないかと思う。下手をすれば作者の評判を下げることにつながりかねない中、ここまで書ければ十二分に合格点ではないかと思う。もちろん、大元帥の重厚さは望むべくもない。けどそれがむしろ話がきびきびと動く大元帥風の作品となって良かったのかもしれない。
 話は本編ではあまり登場機会がなかったムックホッファとロケ松が東銀河連邦軍に在籍中の話。銀河乞食軍団黎明編とある。1とあるので当然2以降も出るんだろう。楽しみである。