遠征
ずいぶん以前から計画だけしていた星野村への遠征を昨夜敢行した。
職場を出てくるまで延々耳納連山に入りこむ。
星の文化館はプラネタリウムと天文台を完備。特に天文台は65cmのニュートン式反射とPENTAXの15cmと10cm(たぶん)屈折を同架。65cm反射は焦点距離3000mmとのこと。赤道儀はドイツ式で。
昨夜は当日午前中まで降っていた雨のおかげで空気が洗われていて空が綺麗。星野村に着いた当初は雲が多くて気を揉んだが22時頃になると晴れ間が広がった。
輪を横から見るような格好になっている土星を始めM3やM13等の球状星団、アークトゥルス、スピカ、アンタレス、アルビレオ、ベガ等を見せてもらった。
65cmで見るアルビレオはオレンジ色と青の宝石が輝いているよう。あと、まさか球状星団をこの目で見れるとは思わなかった。
この望遠鏡を覗かせてもらうだけでも行く価値はある。まぁ、晴れなきゃ仕方がないけど。所詮天体観測/撮影なんてその時になってみなければわからない丁半勝負。
天文台で星を見せてもらった後はその付近で星の撮影をした。持参したカメラと赤道儀で。私的にはこちらのほうが本命。降るような星空の中。さすがに日本国内は九州島の中でもここまで奥まったところは光害の影響もわずかでした。八女の明かりが西にかすかに見えるほかは暗い。あと、東がかすかに明るかったのは日田があるせいか。まぁ、それぐらいでした。
撮影しながら闇に慣れた目はいて座からはくちょう座まで流れる天の川を肉眼でとらえることができた。空が晴れていたら、施設から外に出て空を見るべき。目が慣れてくると感動間違いなし。
撮影はまぁまぁ成功かな?近くを車が通って「くそっ!」と思うことはあったが。
ぼちぼち処理して公開予定。
あと、施設としての星の文化館は良かった。プチホテルも綺麗だし風呂も清潔。食事もなかなか良かった。
都会の喧騒の中にあるホテルとは一味もふた味も違う。テレビも何もない中、自然の物音を聞きながら過ごす夜はちょいと別世界でいいな。
近い将来、また行こうと思う。