アルデバランと串田彗星、ヒアデス星団とハスターも

 一昨日アップしたヒアデス星団と串田彗星だけど、あのあといくつかの天体ソフトをいじっていたら面白いことがわかった。既にどこかで書いてあるのかもしれないけど、2月6日にアルデバランと串田彗星がかーなり接近する。かなり高倍率の光学系でも両方入るんじゃないかと思えるぐらい。私が持っている軌道要素が違ってなければだけど。
 時刻は概ね16時過ぎに最接近かな。彗星は動くとは言ってもピューって行ってしまうわけではないのでこの日の夜の早い時間帯には楽しめるんじゃないかと。
 ただ、残念なことにこの日は月齢が11日なのでかなり明るい月が、それもかなり近いところに懸かっている。大気中の水蒸気やダストが多くなければ撮影できるのではないかなと。アルデバランは1.1等級、串田彗星は10等級前後なので厳しいかもしれないけど、試してみる価値はあるかもしれない。

 で、もう一つの方の趣味だけど、ハスターが幽閉されていると言われるヒアデス星団の暗黒星の古代都市カルコサの近くのハリ湖。天体系で話が出来るのはヒアデス星団の暗黒星まで。
 Oh Beautiful American Fine Girl Kiss Meとは高校時代に習ったと思うけど星のスペクトル型の覚え方でOの方が高い温度で青く輝く恒星、Mは低い温度で赤く光る恒星。ちなみにわが太陽はG。
 で、最近発見されてきているのはMよりも下。赤色矮星にもなりきらなかった褐色矮星やら黒色矮星と言った存在。星間ガスが集まって塊を作ったは良いけれど量が足りず軽水素に点火できずに星として輝けなかった存在。それでも熱は出すには出していて、たとえば軽水素には点火しなかったけど重水素のは点火して一応光りだしたんだけど、重水素自体は量がさほど多くないのでさっさと燃えつきました、みたいな星とか重水素にすら点火できずにそのまま自重で潰れて行くときに出す熱だけとか。
 そう言った星の光やら赤外線やらで、どれぐらいの期間か分からないけど自分を回る系には熱を与えているかもしれない。
 ハスターはそう言ったぼーっと光る、あるいはもう赤外線しか出せないような暗い矮星の周囲をめぐる寒い惑星に幽閉されているのかなとか、考えたりもする。真っ暗な惑星で黒く凍り付いた湖、それもメタンとかのね。湖は星空を映し、その湖の横に林立する尖塔の尖った黒いシルエットがそびえている。

 以上、戯言でした。