なかなか身にならないんですが...

 先日、職場の部屋の扉を叩いた人がいた。後輩が出て対応しようとした。扉が閉まる時に英語のフレーズが聞こえてきた。JICA関係はうちは基本的に担当外なんだけど、とか思っていたら後輩がなかなか戻ってこない。難儀しておるのかなと思い扉を開けたら、英語で何やらを後輩に語りかけているアジア人と後輩と別な部署の日本人が一名。
 そのアジア人はノートPC用の袋を持ってそれを指さしながら何か話をしていた。後輩に語りかけても埒が明かないと見た件のアジア人は私に向って話し始めた。名札を見ると国籍が書いている。中華人民共和国。九州の片隅で日本人と中国人が英語で話す図だよなとか思ったりした。
 私もさして英語が出来るわけではない。年に1度のネパール行きで最後に英語を耳にしたのは訛りまくったネパール英語を一年前に聞いただけ。終わりがけにはだいぶニュアンスが分かるようになったんだけど、あれからだいぶ時間もたっているし何よりも訛りのない綺麗な英語を喋っている。ヒンディー系の訛りがあった方が分かりやすいのにとは負け惜しみ以外の何物でもない。
 結局、会話では意味がつかめずに部屋にとって返した私はクリップボードと筆記用具をもって戻ってきて中国人に「Write!」と。ネパールでも通じなかった場合には使った手である。
 私がWriteと言ったせいなのかどうなのかは知らないが、筆談は漢字ではなくて英語でなされた。どうもPCのバックを売っている店を教えてくれと言うことらしかった。
とっかかりが出来れば話は早い。後は英語で何とか話を済ませた。

 意思が伝えられれば英会話のうまい下手は関係ない、と言う向きもあるかもしれないが、何度も聞き返しまどろっこしい思いをして言いたいことの何分の一も伝えられないのはいやだ。
 英語をちゃんと話したいよなー。片思いはずっと続いている。
 ネパールでもまさかネパール語を話すわけにはゆかないけど英語で連中と話をしてみたい。ラジオの授業を台本なしでやってみたい。授業では伝えたいことの百分の一も伝えられてない。

 で、「英会話ヒトリゴト学習法」である。

英会話ヒトリゴト学習法

英会話ヒトリゴト学習法

 今、布団の枕もとに68ページが開かれた状態で裏返っている。
 今回、この本はid:yukioinoさんのページで紹介があって知った。この方は物事をきちんと考えようとする方で、英語の遣い手であるみたいだしその他の言語にも手を出そうとされている。
 その方の絶賛なので買ってみようかと思い手に取った。

 アルターエゴまで行きつけるかどうかわからないけど、上記のように「内発的なモチベーション」はそこそこある。どうせ通勤時間はクソ長いし寝てるばかりだ。とりあえず方法論は実践してみようかな。