影の棲む城/ロイス・マクマスター・ビジョルド

読了。

影の棲む城〈上〉 (創元推理文庫)

影の棲む城〈上〉 (創元推理文庫)

影の棲む城〈下〉 (創元推理文庫)

影の棲む城〈下〉 (創元推理文庫)

娘を嫁に出して国太后になったイスタ。故郷のヴァレンダで逼塞してたが、そのうちその生活に耐えられずに巡礼の旅に出る。巡礼の中でお付の騎士が魔に取り付かれる。魔の大量発生の挙句に仕舞いは掃除機になってしまうイスタ。
登場人物がチャリオン側は基より敵方も、あまつさえ神様までキャラが立っている。庶子神は少々エロいし。
まじめな話、五神教は良くできていると思う。神様と人間の係わり合い、庶子神とイスタの掛け合い漫才は、ユング関係のヌミノース的な話を読んでいるみたい。
続きが読みたい。これまで出てきた登場人物が出てくる物語を読んでみたいんだけど、続編はこれまでの登場人物はまったく出てこないらしい。ビジョルドにしてみたらこれまでの登場人物で書くべきことは書いたのでもうお払い箱と言うことか?

はてな年間100冊読書クラブ: 81、82