兇天使/野阿梓

読了。

兇天使 (ハヤカワ文庫JA)

兇天使 (ハヤカワ文庫JA)

何で天使がHONDAの5000ccのバイクにまたがって出てこなければならないか理解できなかった。けど、面白かった。検察の天使といいPDさんのところの力の神フェグティスと言い圧倒的な力をもつものは似たようなイメージになるのかな?
耽美系はあまり趣味ではなかったんだけど、今回これを読んでそれはそれでまぁいいかと思った。私も間口が広がったものだ。昔は少女マンガでその手の描写があったら蛇蝎のごとく嫌っていたんだけど。
いや、私にその趣味は無いよ。
13世紀ごろ(だっけ?)のヨーロッパを舞台とした、ホレスの活躍とシェイクスピアの物語にオカルト要素が絡んでそれらが破綻無く構築されているのはなんとも凄いとしか言いようが無い。
いや、今読んでよかったと思う。昔だったら何のことだかわからないうちに読み進めるのを断念していたと思う。

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