ネパールコーヒー

ネパールのビザを取るためにはパスポート期限には半年の残が必要だった。
迂闊なことにそれを知らずにいてビザが取れないことが判ったのが2W前でした。
処理を東京でしていたので慌ててパスポートを送り返してもらってパスポートの申請をしたのが1W前。
本日パスポートが出来上がったので福岡のネパール領事館に行ってビザの手続きをした。
福岡のネパール領事館はある会社の社長さんが名誉領事に任命され、ボランティアで開いています。
ビザの手続きが終わった後、少しお話をさせてもらうことが出来た。
10年前にネパールに学校を作った際に、いつまでも日本からの援助に頼ってもらうわけには行かないので何とか自立させようとして始めたのがコーヒーの栽培だった。
いろいろ失敗もあったとの話だった。
今では社長の援助の場所だけではないが、ネパールからの日本へのコーヒーの輸出量は年間50tに上るらしい。最終的には5000tにまで持ってゆきたいと言う夢を語ってくれた。
既に国内の主要なコーヒー会社とも話をつけていて一部のコーヒー会社のインスタントコーヒーには「ヒマラヤ」の名を冠したものが出ている。
1時間くらい話を聞かせていただいてから領事館を辞した。
ネパールでの学校運営は難しい。ネパールの人たちは援助を受けることに慣れて、自立することが難しいことが多い。学校を作ったは良いがその後自立できずに日本からの援助も絶え廃校になるケースもあると聴く。学校の自立はひいてはその地域の経済的な自立だと思います。ネパールでは常にそこが問題になるようです。
ネパール福岡領事館でネパールコーヒーをいれてくれた。くせのない大変に上質のコーヒーだった。

今回、私のミスのパスポートの残不足から始まったが、それがネパールコーヒーにまで行き着いた。この先、私たちが援助しているラマチョール村で適応可能かどうか検討しようと思う。