乗り過ごした

今朝、電車に乗って出勤していたら居眠りをしてしまい、降車駅を乗り過ごした。
乗り過ごしたと言っても一駅だし、いつも若干早めに出勤しているので遅刻だの何だのと言う心配は無かった。
降車駅までは最近高架化されてコンクリート臭い味気ない路線になっていたが、降車駅から先は単線になり長閑である。
降車駅の次の駅で電車は折り返し運転となる。降りずにそのまま電車のシートに座っていた。
ホームのコンクリートの隙間から雑草が生えていてレールの枕木と赤茶けたバラスが良い味を出している。朝の少し赤っぽい光がそれらを照らしてなんとも具合が良い味わいであった。
今朝はあまり暑くなかった。折り返すまでの15分少々、贅沢な時間を過ごさせてもらった。
降車駅の階段を下りる間も朝から何か得した気分で嬉しい一日の始まりだった。